ドラクエウォークのこころセットを多角的にシミュレーションする「こころマクロ」、この1週間で、立て続けに機能追加を行いました。ざっとこんな感じです。
・複数のグレード混在に対応(SとAを同時にシミュレート!)
・ステータス一覧や詳細画面を見ながら使用するこころを選択
・指定した複数のステータスの合計値を表示する機能
・職業や武器等の条件を変えてシミュレーションした結果同士を比較する機能
これらの機能はいずれも、いつも改善要望や不具合報告をして下さるでーびーさんのコメントを読んで、ExcelならではのUIを考え実装していったものです。自分一人ではこれらの機能を発想することができなかったはずで、でーびーさんに大感謝です。実装は一筋縄ではいかなかったのですが、実現方法を考えコーディングするのは実に楽しいもので、実際に動作した際の喜びもひとしおでした。そしていよいよ、当初から「これが作りたかった!」という、前作「火力シミュレーション」でも中途半端だった散布図作成「チャート」機能を、妥協せず自分のイメージ通りに実装してみた次第です。
この新「チャート」機能、次のような特長があります。
・X軸Y軸に、さまざまなステータスを指定
・2種類のステータスの合算にも対応(斬撃+イオのダメージアップ率など)
・表示こころ数は無制限(すべてのこころを表示)、上位の指定も可能
・こころ画像サイズは任意に変更可能
・表示方式は、絶対表示と相対表示(表示されるこころの上下限値を採用)を選択
・心の色セルをダブルクリックで当該色のこころ表示/非表示を切り替え
・こころ画像をクリックするとこころの詳細画面を表示
・表示されているワークシートの拡大縮小率に自動的に合わせて散布図を作成
・そして、リアルタイム描画!(「作成」ボタンはありません!)
動作検証を兼ねて使っていると、こころのステータス、今まで気づかなった傾向が浮かび上がりました。異なるステータス同士の割合が、色別にほぼ決まっていたのです!例えば「さいだいHP」と「さいだいMP」の散布図としては次のようになります。
よく見ると、上から大きく5本のラインが見えてきますね。
1.HP特化ライン(赤黄)
2.赤黄ライン
3.青ライン
4.緑ライン
5.紫ライン
まるで色別の河川のようです。ドラクエウォーク「こころの川」と言ってもよいでしょう。「さいだいHP」と「さいだいMP」はこの図のような割合で設定されていたわけです。
続いてもう一つ「かいふく魔力」と「こうげき魔力」の関係も見ていきましょう。
こちらは大きく3種類の傾向に分かれたようです。少し幅広の河川といったところでしょうか。緑と紫とそれ以外に分かれていて、特性から当然と言えば当然ですが綺麗に分かれるものだなあと感心しきりです。興味深かったのは、緑や紫が幅広なのに比べ、その他の色、青、赤、黄が、ほぼ一直線上に分布していること。これは、これら3色のこころの「かいふく魔力」と「こうげき魔力」の割合は、ほぼ全て一定となっていることを意味します。そんな中、唯一の例外が現在イベント中の強敵「トロピカルアミーゴ」。青なのに緑ラインに位置している極めて特異な存在であることがよくわかります。この真ん中の青赤黄ライン、ほとんど赤が見えないので、気になって、「赤」だけにして、表示方式を「相対」として差を際立たせてみたのがこちら。
なんてことでしょう。等間隔、正比例で赤ラインが描かれました。赤の「かいふく魔力」と「こうげき魔力」は、すべて1~18(16,17を除く)で、それぞれ同じ値が設定されていたのです!
散布図で可視化すると、他にも興味深い現象が発見できるような気がします。散布図チャート機能を追加した「こころマクロ」、ぜひ触ってみてもらえたら嬉しいです。ご感想、機能追加のご要望も、本サイトのコメント投稿でお待ちしております!
コメント
もう、勘弁してください
do while todayver yesterdayver
最新版落として、Myこころを移植して、トップ画面のレベル設定やら個人的趣味の若干の色付けやらして、自分だけのこころマクロにカスタムして、さぁ明日以降じっくり色々検証しようと思ったら既に新作ができている。また今日もいつもの作業だよ。
おかげで、冒険の旅からの帰還後に攻略動画を見るルーチンの前に、バージョンアップ履歴を見なければならなくなった。
loop
以上、最大の賛辞でした(つんでれ)
今までのマクロは、他意は無しに悪く言えば人に考えさせないツール(裏を返せば超便利)
チャートはその逆で、俯瞰的な視点で戦略を考えさせされるツール
正直、前作の更新がされなくなって、当面先かと思っていましたが、サプライズでした。
おお、こちらにも書き込みありがとうございます!いやはや、でーびーさんのお仕事増やしてしまい、すみません(笑)。土日の早朝から夕方まで、ほぼかかりっきりでしたw。チャート自体は早くできたのですが、クリックで詳細画面を呼び出すところで結構色々とはまりました。チャート上に表示されているこころ画像シェイプを詳細画面でも使い回していて、その制御で試行錯誤・・・。あとは座標系の処理、拡大縮小に関わらず、表示されているワークシート領域にぴったりと描画されるようにとか、目盛り表示もどんな場合でも正確な位置に表示されるようなどなど、ほんとに楽しい時間でした!